さいたまミコトの備忘録

桜降る代に決闘をの大会レポートなどをマイペースに綴るブログです。

異世界ギルドマスターズ 表ヴィーについて

新イラスト、非常に○ッチ顔が良い・・・

 

どうも皆さんこんにちは。夕張と申します。

異世界ギルドマスターズ、楽しまれていらっしゃるでしょうか。

今年の春ゲムマにて「冒険者の祝祭」拡張が発売され10人の受付嬢が追加されました。

その中でも能力として強力だった表ベル(表シュリも)が発売一か月という速さでバランス調整によりナーフされ健全な環境となったと思われる異世界ギルドマスターズですが、陰でひっそりと生き残ってしまった最強の女について今回解説していこうと思います。

 

因みにTLではアドカレふるよに補集合として界隈が大いに賑わっておりますが私は参加していません(し損ねたともいう)ので完全に趣味として書いています。

2本目は近日中に出します(これ言ったら参加してないのに2本も書いたのバケモンって言われた。解せぬ)。

 

※追記:本人打診で埋め合わせでアドカレ参加することになりました。

本記事はへくとぱさん主催のふるよに補集合Advent Calendar 2024の記事となります。

 

表ヴィーについてですが3月頃に蜂月さんから事前情報としてランク1だけ公開され、私の所属するディスコード鯖でも非常に盛り上がったのを記憶しております。

先週のシュリの情報も相まって「もしかしたらいせギルは超アッパーに舵切りしてバランス調整を行うのではないか*1」という憶測が飛び交っていました。

当時の公開はランク1だけでありましたが、我慢できない我々異世界廃人は勝手にランクアップ報酬を妄想しプロキシを作って使用感を確かめるなどを行っていました*2

その段階からうすうすヤバさは感じており、拡張発売→ベルシュリナーフを経て現在の位置に収まったといえます。

 

1.何が問題なの?

2.能力の使いどころについて

3.修正案の提案

 

1.何が問題なの?

結論を先に書きます。

・初期資産が46金、金生産力が20金と非常に多い

・初期資産とすべてのランクアップ報酬にドローが補填されている

・常時能力が非常に汎用性が高く強力

・ランク1からなぜか生活タグを持っている

 

・初期資産が46金、金生産力が20金と非常に多い

まず初期資産が非常に多い。このゲームではほぼ全てのカードが強力にデザインされており、持てるもんは全部持つ方が選択肢も増えて非常に強力です。

多くのカードを購入しながらさらにある程度動いて生産できることが容易となるため初期資産が多い組はまずそれだけで有利となります。

加えて初期生産力もなぜか20金と多いため他の受付嬢よりも理論値で動いた場合の生産力が高くなりやすく、次ラウンド以降の動きが非常に安定します。

 

・初期資産とすべてのランクアップ報酬にドローが補填されている

まず、いせギルにおけるドロー価値について説明します(あくまで私の考える意見です)。

1ドローは単純に「4金相当」の価値となります。

これはイベントカードは情報収集フェイズにて3金で購入することができ、さらにフリーアクションで1金で売却可能であることを根拠とした数値です。

また、ゲーム中においてイベントカードに触れる機会は

1.初手の8枚+マリガンの追加5枚(13枚)

2.3~4回の情報収集フェイズの4枚(12~16枚)

3.好感度解放に付随するドローの5枚

4.掲示板依頼達成2枚(0~2、4枚)

となり、全プレイヤー共通で30~34、36枚となります(ここから秘薬アクション2ドローやプロローグ、受付嬢によって追加される)。

現在のイベントカード枚数は227枚であり、5人プレイで遊んでもドロー能力がない限り全ての山札は引き切れず全体の75%ほどしかカードは引き切れません。

そしてこのゲームのイベントカードはオールユニークで、ほぼすべてのイベントカードが強力です。

 

そんな強い行動がなんで5回もついているんだおかしいだろ!

「ヴィーの能力を気持ちよく使いたいよね」という蜂月さんからの良心から生えてきたであろうこのドロー力ですが、常時能力が非常に強力なものもあり正直OPです。

 

・常時能力が非常に汎用性が高く強力

これについては後述にて詳しく解説しますが、ドロー倍化キャッシュバック倍化アクション権倍化って聞いて強いと思いますよね。はい。

 

・ランク1からなぜか生活タグを持っている

ランク1から生活タグを持っていたことは情報公開当時は驚愕に包まれていたのですが、上三つと比べると些細な差でした。

生活タグ1要求のイベントカードに強力なものはさほど多くないため実は計算されていた能力であったと考えられます。

これについては裏面のジャンクタグの方が影響が大きいですね。1ジャンク迷宮から出るだけで結構壊れますので。

 

2.能力の使いどころについて

基本的には生産力を上げるカードについて倍化する必要はありません。

これは「消費コスト:生産力」が倍加してもこの比率が変化することがないためであり、増加した消費コスト分プレイ枚数やタグが増加するわけではないためです。

ただし生産力がプレイコストよりも高い、不随物の倍化が目的の場合は生産系カードでも使用する価値はあります。

「ピロピロ銃」「星を見上げて」「魔石の輸入」など

 

・ドロー能力の倍化

ドローカードを倍化してプレイすることにより多くのイベントカードを引き込みます。

上述した通り選択肢の増加に繋がるほか、ヴィーであれば倍化したいカードの引き込み、他プレイヤーが使用したいであろう好感度解放を引き込んで解放のリソースを支払わせるといった用途にも使用できます。

基本的には余裕があるときに行いたいですが、早ければ早いほどドロー内容の期待値が上がるので狙える時は狙いましょう。

逆にリシャッフル後はプレイヤー全員がいらないと思ったカードが多いためドローの期待値は非常に低くなります。

「吟遊詩人の語り歌」4コスト4ドローの破格性能を誇る。後半に見掛けたときは得点目的で普通にプレイして10金を払いましょう。

「不意の遭遇」10コスト4ドローに条件達成で4剣現物。後半にプレイしやすく出た剣を探索に回しやすいため強力。

「ゴロツッキーズ」妻女版限定で10コスト2ドローに4剣現物。金生産力は減るのでしっかりと回復すること。

「井戸端おばちゃん連合」10コストで1~5マリガンを2回。触る範囲が非常に広いが1回目で有用イベントを引き込んだ場合は2回目のコストがない場合もある。

「壊れたスマホ」3タイルあれば6コスト4ドロー。

異世界ラジオ」10コスト2ドローにマリガン権が付いてくる。

「銀色の円盤」4タイル条件で10コスト4ドロー。強力だがタイル消費も激しいのでタイルの獲得手段は別途用意したい。

「ジャンクヤードの管理」「ギルド連絡帳」「勇者の剣の伝説」「球体関節の少女」この辺りの倍化は資産に余裕がないとコストが重いのでしっかりと生産力を上げていきたい。

 

・タイルを生み出すカードの倍化

様々なカードを倍化してプレイする関係で他受付嬢以上に非常にタイル管理がシビアになります。

タイル消費系特別アクションまで構えてしまうとタイル条件すらクリアするのが難しくなるため、タイルを生み出すカードを倍化することは重要です。

「魔石の輸入」10金で2タイル確保。

「迷宮魔物の異常発生」4剣でプレイすると実質2剣消費となる。他プレイヤーに2剣配っているので注意。

「悪魔の囁き」最強コスパのインチキベントカード。0×2=0。算数をご存じか?

 

・キャッシュバック能力の倍化

ヴィーの真骨頂。倍化して気持ちよくなろう。

基本的にタグが増加することはないので誘発系イベントは「白亜」以外は1回起動なので注意(「白亜」はプレイ時効果で文明が上昇するため2回解決するためバリューが高い)。

「極彩爆裂榴弾」プレイ枚数キャッシュバック。実は探索効果で使用しても強力。

「超合金ブレード」剣生産÷2の剣現物。プレイ時効果で剣生産が1ずつ上昇するため1個剣が増える。

「箱舟の遺跡」ジャンクタグ×3金。キャッシュバック系の中では比較的安価のためバック量が多くなりがち。

「新型馬車の開発」5金+生活商売タグ数。ナーフされたがしっかりタグを出せば依然として強力。

冒険者学校の設立」無タグ×3金。名声点効果を狙う場合はタイルを残す意識をしないと難しい。

「探索技術競技会」支配エリア数×1剣。コストの関係で4エリア以上から使用ライン。

異世界人の痕跡」最大タグ数×2金。ポーションが4個付いてくるのでお得。

「精霊蒸気機関の開発」文明レベル分キャッシュバック。文明上昇するため2回目解決時に1金増える。

「発酵魔法の研究」生活タグ×3金。元手が重いため倍化は要選択。

「ギルド本部の大改築」プレイ枚数キャッシュバックと人物タグ分の剣現物。概ね剣現物がメイン。

 

・アクション権の倍化

ヴィーの真骨頂その2。所謂見えない飛竜印。突然得点行動を大きく潰すことができる。

「阿吽の呼吸」グローバルレガリアを一瞬で奪い去ることが可能。

「ピースメイカー」奈落があると浄化も出来る。ヴィーが2ポ構えたらこのカードの存在を思い出すこと。

 

・探索権の倍化

ヴィーの真骨頂その3。所謂見えない飛竜印(探索版)で急に後ろから追い上げたり抜かしたりしてくる。ストレスフル。

「迷宮時計」4金で10金安くしながら2回殴ってくる。奈落で破産してしまうので少なくとも前を確認できている状況で行いたい。

「迷宮攻略RTA」6金で前を開けながら2回殴ってくる。余った公開権は別ルートの妨害に使用してもよい。

「栄光の夜明け」8金で前確認しながら2回殴ってくる。価格帯の安さが魅力で「RTA」と強いシナジーを持つ。

「強行探索」10金2ポ2タイルで20金安くしながら2回殴ってくる。「迷宮時計」よりも強力。

「魔導城アウローラ」拠点化しながら2回殴ってくる。得点行動を圧縮しているためすさまじい効率を誇る。

「剣聖アズキ」殴るタイルの星を無視しながら2回殴ってくる。コストはそれなりに重いが奈落のケアが不要。ラウンド初手が使いやすい。

 

・拠点化能力の倍化

得点行動の圧縮化。主に最終ラウンドに手番が少ないときに使用するのが強力だが、全体的にコストが重いため時間に余裕があるなら普通に使用するとよい。

「魔導城アウローラ」追加コスト2タイル。おまけで探索できる。

「深紅の甲殻城」2タイル要求。効果は概ねバニラ。

「迷宮酒場へようこそ!」通常の拠点化よりもコストが安いため倍化し得。

ミノタウロスの門番」最終ラウンドに冒険者がおらず生産した剣が無駄になるときなどに使用しやすい。ドロー効果は最終ラウンドやリシャッフル後なら影響は薄い。

「騎士姫の進撃」拠点化行動に追加名声点がついているぶっ壊れ行動。

 

・不思議な挙動各種

普段は使用しないが覚えておくとよい豆知識。

異世界ラーメン食堂」「迷宮開拓村」探索負けして冒険者が余りそうなときに倍化で使用する。それぞれ5点と10点なので1手の行動としてはそれなりに強力。

「高機能触媒の開発」倍化すると使用済チップを2個外せる。強力な特別アクションの使いまわしや投げられたクッキーをそのまま投げ返すこともできる。

「引退冒険者の再結集」倍化すると2冒険者が酒場に帰ってくる。4点エリアを占拠しつくそう。

「ダイナマイトパーティー」倍化するとマイナス4点でかなり重たく思っていたが、とある悪徳商人の影響で気にする必要ないなと思った。

 

3.修正案の提案

案として2つ提示する。

1.初期資産46金→36金。生活タグをランク2に移行。ドローをそれぞれ1ずつ削除。

常時能力を残すためそれ以外の強みをすべて削った案。正直これでも戦えると思っている。

2.常時能力を特別アクションに変更。

特別アクションにすることでゲーム中4~5回のみ倍化を行えるようにする案。

ゲームの進行状況に合わせて倍化する能力を吟味するようになりより戦略的な方向にもっていきつつ緩やかなパワーダウンが見込める。

(高機能触媒が出た影響もあり、この案を聞いたときは妙に納得できた)

 

以上で表ヴィーについて解説を終了します。

次回の記事はいせギル初手のマリガン候補の解説及びゲーム中自分がどんなことを考えてプレイしているかの簡単な言語化を予定しています。

年内に書き終わればそちらもぜひ読んでみてください。

 

それではヴィーを使って楽しく異世界を破壊しよう!

*1:例として「シュリ40金、ヴィー46金なら全体的に40金相当まで初期資産を引き上げるんじゃないか?」「ピエリア調整して実装といったが作者が勝手に言ってるだけで調整なしだったりしないか?」

*2:「ランク2:金生産+3」「ランク3:自身のプレイ済のイベントカードを1枚選びプレイ時効果を解決する→自身のプレイ済のイベントカード1枚を選び手札に戻す。その後手札からイベントカードを1枚プレイしてもよい」

ランク2能力がこちらの予想を超えて実装され、初期案のランク3能力は別の受付嬢に実装されていました